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犯罪者心理、「危ない不審者」が「犯罪者」に変貌する時

2014年2月24日 カテゴリー: 強盗・通り魔・凶悪犯罪 , 防犯対策の基礎知識 , 商店街・屋外 , その他・場所全般 , 犯罪手口・種類 , 女性の防犯・ストーカー対策 , 高齢者・子供の見守り・防犯対策

ようこそ「防犯対策.com」へ!
防犯アドバイザーの新井富美男です。

早くも月末、最終週がはじまりました。
仕事や学業など忙しいと思いますが体調管理に気を
つけつつ、気合いを入れて頑張りましょうね。
今年の冬は豪雪被害などで厳しかったので
本当に穏やかな春が待ち遠しいです 🙂

それでは一人暮らしの女性やご家族をはじめ日常の
防犯対策にお悩みのあなたに最適なあまりお金を
かけず簡単にできる防犯対策のノウハウをわかり
やすくお伝えします。

今回のテーマは前回ブログに引き続いて
【犯罪者心理、「危ない不審者」が「犯罪者」に
変貌する時】。
元警察庁予防研究室長、清水賢二氏の研究成果に
基づきつつお伝えします。

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犯罪者心理、「危ない不審者」を見抜く防犯意識 

前回ブログ【「危ない不審者」を見抜け!】
一人暮らしの女性などにとって危険性の少ない
単なる不審者と危ない不審者の見抜くポイント
についてお伝えしました。

まずは予備知識として駅、路上、駐車場、夜道、
外出先でストーカー、つきまとい、強盗、変質者
通り魔、ひったくり、強制わいせつなどの犯罪者
に変貌する恐れのある「危ない不審者」の兆候、
犯罪者心理を
ある程度は感知する防犯意識を
持って下さい。

犯罪者心理、「危ない不審者」が「犯罪者」に変貌する時

「危ない不審者」が本当の「犯罪者」に変貌する時
に犯罪者の中で心理的な変化が起きています。

今回は被害者の方には恐縮ですが犯罪者の生の心理
を一人暮らしの女性などに体感として分かりやすく
お伝えする必要上、犯罪者視線で説明することを
お許しください。

まず犯罪者にとってはターゲット=被害者は
「好みの獲物」なのです。
犯罪者は己の様々な欲望を満たすために犯行に

及ぶのです。
その「好みの獲物」は犯罪者によって金銭、財物
身体、美しい容姿、生命など多種多様です。

また基本的に臆病なので反撃される恐れのある
自分よりも強いものは襲いません。
イメージをわかりやすく動物に例えると弱った獲物
を襲うハイエナのようなキャラかもしれませんね。

犯行にあたって被害者=獲物の人格、心情、苦痛
などは非情にも一切考慮されません。
命乞いなど通用しないのです。
(以下、獲物と表記させていただきます)

この厳しい現実は防犯意識の高い欧米では常識と
なっていますが、私たち日本人もグローバル化の
負の側面として十分に認識する必要があります。

そしてハイエナーのように「危ない不審者」として
好みの獲物を求めて徘徊していた人物が獲物

への距離によって犯罪心理、モチベーションが変化
して「犯罪者」へと変貌するのです。

・前段階:獲物への距離500m外(町空間)

プロの犯罪者は不審者と見咎められないよう
この段階では町全体を今日の猟場としてぼんやりと
俯瞰している感じです。
ウォームアップの段階といえます。

・徘徊段階:獲物への距離500m内(学区空間)

犯罪者がハイエナのように大まかな猟場を決めた段階。
好みの獲物の影を求めて徘徊を始めます。
このレベルでは単なる不審者としか見えませんね。

・探索段階:獲物への距離200m内(街区空間)

犯罪者の「好みの獲物」がいるか、不審者として
見咎められないかなど安全性を確認しつつ、
その街区での犯行の実施を決定します。
「危ない不審者」に変貌しつつあります 😎

この段階で住人に見咎められると犯罪者の多くは
その街区から撤退します。
自治会での不審者への「声掛け運動」は治安上、
本当に効果的ですよ。

・犯行決定段階:獲物への距離20m〜5m

探索中についに「好みの獲物」を発見。
犯罪者として犯行の実行しやすさ、逃げやすさなど
を判断し、犯行を決意します。
探索レベルから個別襲撃レベルにモチベーションが
上がってやる気満々な心理状態です。

研究データによると獲物を前に心拍数が上がり、
アドレナリンが大量に放出されているそうです。
あとは襲い掛かるための獲物の一瞬の隙を待ち構えて
いる状態です。

・犯行段階:獲物への距離5m〜0m

この段階では500mかけて好みの獲物を追い求めて
来た犯罪者から逃げるのも非常に難しい段階。

追い詰められ身動きの取れない被害者に対して
情け容赦なく強盗、ひったくり、強制わいせつ、
殺傷など様々な犯行が展開されます。

犯罪者心理、「危ない不審者」「犯罪者」から逃げるには

ここからは上記の変化を経て被害者を狙う卑劣な
犯罪者に対する予防、防御そして反撃について
お伝えします。

前回ブログ【「危ない不審者」を見抜け!】
で伝えた危ない不審者を見抜くポイントを
外出先など日常生活で意識する。
人間観察力のお勉強ですね。

・危険ゾーンである犯行決定段階:獲物への距離
20m
〜5mの段階であなたに異様に接近する
「危ない不審者」を
見抜く。

この20m以内のエリアをあなたの防犯対策上の
防空識別圏、
絶対防衛圏として体感出来ると
良いでしょう。

・見抜いたらその場からコンビニ、交番など安全
場所に大声で助けを求めつつ逃げましょう。
20m以上離れると犯罪者にとって犯行実行圏外

犯罪者も警察や地域住民に捕まることが本当に
怖いので深追いのリスクは取りません。
但しストーカー、人格障害、サイコパスなどは
心理、行動が読めないのでとても危険です。

・犯罪発生マップなどでチェックして犯罪の多発
地区には接近しない。
犯罪多発地域は犯罪者にとって好み獲物に対して
犯行しやすくい環境だと意識して下さい。

・最終兵器!「噛みつき」
犯罪者に拘束されたら思いっきり噛みつき
激痛に怯んだ隙に逃げる!
あなたの生命の危機ですから相手の肉を噛み
千切るつもりで噛みついて下さい。

噛みつきにより多くの生命が犯罪者の魔の手より
逃れています。
イギリスの防犯教室では噛みつくことを正式に
教えているそうです。

・夜道の一人歩き厳禁などその他防犯対策・・・

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以上【犯罪者心理、「危ない不審者」が「犯罪者」
に変貌する時】
を犯罪者視線でお伝えしました。
犯罪被害経験のある方には本当に失礼いたしました。
重ねてお詫び申し上げます。

まとめ
【犯罪者心理、「危ない不審者」が「犯罪者」に
変貌する時】

*「危ない不審者」を見抜く防犯意識とは・・・
*「危ない不審者」が「犯罪者」に変貌する時とは
*「危ない不審者」「犯罪者」から逃げるには・・・

長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回も心を込めて女性一人暮らし、ご家族に最適な
防犯対策ノウハウを発信してゆきますのでよろしく
お願いします。

「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男

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