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ホームセキュリティ メリット・デメリットとは?

2013年10月3日 カテゴリー: , マンション・アパート , 防犯設備・防犯グッズ , 一戸建て , ハイテク・セキュリティシステム , 侵入窃盗・泥棒・空き巣

ようこそ「防犯対策研究所」(旧「防犯対策.com」)へ!
群馬でただ一人、超レアな「総合防犯設備士」^^
セキュリティ・コンサルタント、新井富美男です。

【2018年9月】本記事を一部リライトしています。

心を込めまして、一人暮らしの女性、ご家族、経営者の皆様に最適な簡単にできる防犯対策についてお話します。

今回は、前回の【宝石店覆面窃盗団強盗事件での実体験も踏まえて警備会社にホームセキュリティなど警備を依頼した場合のメリット・デメリットを検証します。

ホームセキュリティ

ホームセキュリティの実態とは?

あなたがTVコマーシャルなどで良くご存知のように、契約したご家庭などに空き巣、火災などの危機があった場合に、警備会社の警備員が駆けつけるセキュリティサービスですね。

有名人やスポーツ選手を多用した頻繁にTVでオンエアーされています。

その絶大なTVコマーシャル効果からか、警備会社のホームセキュリティに契約すれば、一般的イメージとして緊急時にはすぐに駆けつけきて侵入者と直接的に格闘して捕まえてくれるような幻想があります  😕

警備会社のホームセキュリティを依頼するには、初期の工事費用と月々の警備料を支払います。
基本契約は最低限のお手ごろ価格ですが、センサー追加や警備範囲などのオプション契約によって金額は大きく増加します。

万一、被害にあった場合に損害額を補償する契約もあります。

ホームセキュリティのメリットは?

1.セキュリティシステムやステッカーによる威嚇効果

・必ず下見をするプロの空き巣にとって防犯装置は抑止効果があります。
計画的な「目に見える防犯対策」ということでは有効ですね。

2.いざというときに警備員を派遣

・警備員到着までの時間の問題はありますが、警備員が駆けつけてくれる安心感があります。

私も警備会社のホームセキュリティについて、守るべき資産が大きく、経済的に余裕があれば、継続的に多額の費用がかかっても空き巣に対する威嚇や被害を最小限にするような防犯対策上の効果があること思います。

治安が悪化している日本にあって、心理的な安心感を買っているともいえるでしょう。
そのため出口の見えない不況下にあっても、契約率は上昇傾向にあります。

空き巣

ホームセキュリティのデメリットは?

1.空き巣が捕まらない?

・これはホームセキュリティの有効性にかかわる大問題です。
これがよくある警備員到着時には空き巣逃走済みで、窃盗被害を防げなかったという事態を生んでいます。

・まずは警備員の到着時間の問題について。
警備会社の義務を定めている警備業法によると、通報から25分以内の現場到着を規定しています。
逆に言えば、なんと25分以内に到着すれば、基本的には契約義務違反にはなりません。

今までこのブログをお読みあなたならお分かりだと思います。
 空き巣は「鍵開け3分、物色5分」と言われます。
10分以上は時間をかけません!
25分とはなんと気の長い話でしょうか?

警備会社はホームセキュリティ契約の拡販の前に警備員の待機所を拡充すべきです!
また、営業段階ではしっかりとお客様に最寄の警備員の待機所とおよその到着可能時刻を明示すべきです。
ホームセキュリティ契約をご検討の方はしっかりと最寄りの待機所と到着可能時間を確認しましょう!

犯人逮捕の件について。
大手警備会社TVコマーシャルを見ると屈強なタレントが、颯爽と現れて悪人を捕まえるイメージがあります。
お客様に大きな誤解を生む企業サイドの営業戦略です。

前回の事件で話した通り基本的に警備員は、目前に凶器を持った犯人がいても捕まえません。
また一般人と同じ現行犯逮捕権しかありません。

アメリカなどのように拳銃などの武装許可がないので、遠巻きに警官の到着を待つだけです。
命がけではあなたを守ってはくれないのです。

★警備会社はお客様に対する幻想的なイメージ広告をやめて、警備契約でしっかりとお守りできることと、警備員の生命の危険上出来ないことを伝えるべきです!

あなたが警備契約希望のときは真っ先に営業に確認くださいね。
相手が拒んだら、迷わず他の警備会社にした方が良いでしょう。

2.ホームセキュリティ契約料の高さと分かりにくさ

・ある大手警備会社の広告では一戸建て基本レンタルプラン月額¥5,000~(工事別)とお手ごろ感がありますね。
この月額¥5,000~(工事別)が曲者です。

実際の見積もりは一戸建て4LDK程度で実用的なレンタルプランで月額¥10.000-+工事費¥90,000-です。
最低5年契約として¥690,000-かかります。
実際には月額¥11,500-になります。

これはライバル企業との価格での過当競争もあり営利企業としてしかたがないのでしょうか?

基本契約額の低く抑えて割安感を前面に出し、実際に必要な警備を追加するとオプション契約となり、実際はかなりの高額になります。

また初期費用、工事費用、月額費用など一般の方には他社と比較の際に分かりずらい価格設定となっています。
警備機器の買取かリースかどちらがお徳なのか、私たちプロから見ても非常に分かりにくい設定になっています。

★お客様の生命を守る公益性から適切な価格表示すべきです。

3.被害補償内容の分かりずらさ

・被害にあった場合の補償契約内容も過失責任の立証が難しく、多くのトラブルが発生。

★契約の際に明確な補償内容を表示すべきです。
そうすすれば業界全体の信用もアップし、お客様も安心して契約が結べます。

4.プライバシーの問題

・ホームセキュリティ契約時に大切なお住まいの鍵を預けたり、警備の必要上、留守宅にあがることもあります。
一部の不埒な警備員が犯罪に鍵を悪用したケースもあります。

★警備会社は警備員雇用の際は身元確認を厳重にすべきです!
現状では個人情報保護の観点から、本人の自主申告の経歴書以外、犯罪歴などの情報を正規のルートで知ることはできません。

欧米では警備員などの職務については、逮捕歴などを行政に対して開示請求することが出来ます。

5.空き巣に狙われるおそれ

・一般的に警備会社との契約者は裕福と思われるのと、警備員到着のタイムラグ(発報から25分以内到着でOK)を逆手にとって、契約者の住まいを専門に狙うプロの空き巣もいます。

それでは防犯対策どうするのがベター?


・警備会社のホームセキュリティだけで万全とは言えない。

ホームセキュリティ任せで「我が家だけは大丈夫!」という思い込みが、油断となり、空き巣など侵入窃盗のターゲットとなります。

セキュリティ、防犯対策の両輪である「防犯設備」と「防犯意識」のうち、お金をかけずにできる「防犯意識」についてもしっかりと維持・向上して行きましょう。

防犯意識はについてはこちら!
【今こそ「防犯意識」をバージョンアップ!】

・自己管理できる防犯設備を設置する。

ホームセキュリティと契約する場合でも、ご自分で自己管理できる防犯設備を設置することが、継続的にかかる月額の警備契約料金を大きく下げるとともに、警備員など関係者の内部犯行を防ぐ意味でも非常に効果的です。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も心を込めてまして、あなたとご家族に最適なセキュリティノウハウを発信してゆきますのでよろしくお願いします。

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アルファセキュリティ株式会社
総合防犯設備士・セキュリティコンサルタント
代表取締役 新井富美男

アルファセキュリティ対応エリア:関東・群馬・前橋・高崎・伊勢崎・東京・埼玉・栃木を中心に、日本全国は総合防犯士会等のネットワークで対応

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