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ひったくりへの防犯対策!

2013年12月31日 カテゴリー: , 詐欺・万引・スリ , その他・場所全般 , 犯罪手口・種類

ようこそ「防犯対策.com」へ!
防犯アドバイザーの新井富美男です。

今日は大晦日、今年最後のブログになります。
ようやく大掃除を終えてパソコンにむかっています(汗)
皆様は新年を迎える準備は万端ですか?

今回も一人暮らしの女性やそのご家族、ご友人に最適な
あまりお金をかけずに簡単にできる防犯対策の
ノウハウをわかりやすくお伝えいたします。

ひったくり」とは

ひったくり

ひったくり

スリ、自販機荒らしなどと同じ窃盗犯の一種です。
ひったくり犯が盗難バイクなどで歩行者や自転車など
ターゲットに接近し不意を襲っての持ち物を奪い取って
逃走する犯罪です。

最近は「途中ねらい」「途中強盗」という金融機関帰り
の現金を持った市民を狙うひったくりも頻発しています。

  警察庁の平成24年の犯罪情勢による分析  

発生認知件数 10,083件、検挙件数 4,647件、
従って検挙率は46.1と低い数値となっています。
内訳を見ると検挙された内、少年が40%を占めます。
また80%が犯行にバイク、自転車を使用しています。

被害者はなんと90%が女性で、その内60才以上が35%、
20才代が19%を占めています。
犯行時間帯は18:00-24:00が50%となっています。

データを見るとはっきりとしたひったくり犯と被害者、
時間帯の傾向が見えてきますね。

ひったくりの一般的パターンとしては遊ぶ金欲しさの
不良中学生、高校生が盗んだバイクなどで
フルフェイスのヘルメットで人通りの少ない夜道を歩く
買物帰りの非力なお年寄りや帰宅途中のOLを狙っての
犯行です。

困ったことは金銭的な被害にとどまらず
バイクに引きずられて被害者が重症を負うなど
身体的被害も発生していることです。
少年たちがひったくりを何の躊躇もなく「おやじ狩り」
などと同じくスポーツ感覚で楽しんでいるのが
末恐ろしいです。

  ひったくり防犯対策とは  

ひったくり防犯対策

ひったくり防犯対策

ひったくり犯罪傾向から以下の防犯対策が有効だと
思います。
ブログ「夜道の歩き方」も参考になりますよ。

1.防犯意識をいつも忘れない。
被害者の、80%以上が「自分が被害にあうとは考えた
ことがなかった」と話しています。
日常では隙のない動きやすい服装で行動しましょう。
ひったくりは他人事ではありません。

2.いつも緊急避難場所を決めておく。
女性にとって日常行動の中で緊急避難場所を
決めておくことはストーカー、痴漢、強盗など
防犯対策上とても重要なことです。
交番、コンビニなど決めておきましょう。

3.危険な夜道などは極力一人で行動しない。
なるべく日中に買物など済ませましょう。

4.危険な夜道などでは周囲に気を配る。
不審なバイクなどが接近してきたら安全な場所に
一時退避しましょう。

5.多額の現金を扱うときは二人以上で行動。
もちろん徒歩でなく車で行動した方が安全です。

6.自転車のかごには「ひったくり防止ネット」。
ひったくりへの定番の防犯対策です。
費用も安く効果的です。

7.ショルダーバックは斜めのたすき掛け。
バックは車道と反対の塀側に保持。

8.防犯ブザーを持参。
性的被害に遭う恐れもあります。
被害にあったらブザーや大声で助けを求めましょう。

9.管轄警察署の犯罪発生マップを見る。
あなたの住まい近くのひったくりなど窃盗、侵入盗など
犯罪の発生状況マップをチェックしましょう。
危険な場所が把握できます。

  まとめ「ひったくりへの防犯対策!」  

1.防犯意識をいつも忘れない。
2.いつも緊急避難場所を決めておく。
3.危険な夜道などは極力一人で行動しない。
4.危険な夜道などでは周囲に気を配る。
5.多額の現金を扱うときは二人以上で行動。

6.自転車のかごには「ひったくり防止ネット」。
7.ショルダーバックは斜めのたすき掛け。

8.防犯ブザーを持参。
9.管轄警察署の犯罪発生マップを見る。

長くなりましたので本日はここまでとします。
今年一年のご購読本当にありがとうございます。
来年も心を込めて防犯対策ノウハウを発信して
ゆきますのでよろしくお願いします。

それではよいお年をお迎えください!

アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男

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