【防犯ガラスVS.ガラス破り！窓の防犯対策とは】
ようこそ「防犯対策.com」へ！
防犯アドバイザーの新井富美男です。
ご無沙汰しました 😀 。
三日間の東京出張を終え今日から通常モードです。
出張初日、東京ビッグサイトでは年に一度の最新の
防犯カメラなど防犯装置の展示会、セキュリティ
ショーで研修してきました。
防犯カメラ搭載の無人ヘリコプター、不審者を
ロックオンして追尾するハイテク防犯カメラなど
新技術が紹介されていました。
詳細は次回以降まとめてお伝えしますね。
防犯カメラ搭載の無人ヘリコプター
それでは一人暮らしの女性やご家族をはじめ日常の
防犯対策にお悩みのあなたに最適なあまりお金を
かけず簡単にできる防犯対策のノウハウをわかり
やすくお伝えします。
今回はブログ
【窓の防犯対策！ガラス破りの三大手口とは】
でお約束した防犯ガラスについて特集で
お伝えします。
「防犯ガラス」とは
何度か「防犯対策.COM」でも紹介していますが、
復習として改めて解説しますね。
「合わせガラス」と呼ばれる２枚以上のガラスを
特殊樹脂で貼り合わせたガラスの一種です。
2枚以上のガラスの間に、ポリカーボネート樹脂など
の強靭な樹脂製フィルムを中間膜として挟み込んだ
防犯用のガラスです。
あなたも映画などでご存知の防弾ガラス、水族館の
大水槽ガラス、自動車のフロントガラスも同じ構造
で製造されていて防犯ガラスの仲間です。
要はガラスの欠点である破損しやすい性質を強靭な
樹脂製フィルムを中間膜として挟み込み、ガラスが
破損してもガラスの脱落や貫通をしにくくした
ガラスなのです。
空き巣、強盗などの住まいへ最大の侵入手口である
ガラスのこじ破りや打ち破りなど「ガラス破り」に
大変有効なのが防犯ガラスです。
警察庁の犯罪統計データによると「ガラス破り」
など住宅侵入に５分以上かかると70%の空き巣が
犯行を諦めます。
そこで警察庁を中心とした公的な機関により5分
以上の防犯性能を有する製品をCP認定「防犯性能
の高い建築部品」として推奨しています。
また首都圏直下型地震など震災、防災対策として
高層ビルや住宅でのガラス破損による人身事故対策
としても防犯ガラスの需要が増えています。
「防犯ガラスVS.ガラス破り」
「防犯ガラス」の種類と性能
さて「防犯ガラスVS.ガラス破り」です。
「防犯ガラス」を設置して空き巣の「ガラス破り」
に５分以上時間をかけさせ犯行を阻止しましょう。
さらに補助錠など防犯グッズも併用して5分以上
時間をかけさせれば高確率でガラス破りによる
侵入を防げます。
窓の補助錠などお手軽防犯対策は
ブログ【窓の防犯対策を簡単にするには？】
をご覧下さい。
ガラス本体の厚さ、性能、意匠と強靭な樹脂製の
中間膜の種類により様々なタイプがあります。
グレードによって対防犯性能が変化します。
基本的にはアルミサッシはそのままで、既存の
ガラスだけ撤去して防犯ガラスへの交換が可能。
世界的ガラスメーカーである旭硝子の防犯ガラス
「ラミセーフセキュリティー」「セキュレ」を
例に解説します。
もちろんCP認定（防犯性能の高い建築部品）です。
同等の防犯ガラスは他のガラスメーカーでも
販売しています。
実験データはプロの空き巣が周囲や騒音を配慮せずに
大胆にガラス破りを行った数値です。
・（参考）一般住宅用ガラス フロート3ミリ
残念ながら防犯性能は限りなくゼロです。
実験データとしてドライバーによる「ガラス破り」
に約10秒で瞬殺されてしまいます 🙁
日本の空き巣、強盗がガラス破りを多用する最大
の理由です。
・防犯ガラス ラミセーフセキュリティー30
中間膜厚さが30mil、住宅用低レベル防犯性能の
タイプ。
実験データとしてドライバーによる「ガラス破り」
に約90秒の防犯性能があります。
防犯ガラス単体では防犯性能が低いので補助錠
などの追加の防犯対策が必要です。
・防犯ガラス ラミセーフセキュリティー60
中間膜厚さが60mil、住宅用中レベル、店舗低レベル
防犯性能のタイプ。
実験データとしてドライバーによる「ガラス破り」
に約130秒の防犯性能があります。
以前では標準の防犯グレードでした。
しかし空き巣の手口が向上、防犯性向上のため
補助錠など追加防犯対策をアルファセキュリティ
ではサービスで設置しています。
・防犯ガラス ラミセーフセキュリティー90
中間膜厚さが90mil、住宅用高レベル、店舗中レベル
防犯性能のタイプ 。
実験データとして小型バールによる「ガラス破り」
に約330秒（5分以上）の防犯性能があります。
住まいへの空き巣、強盗の犯行がプロ集団として
巧妙化、凶悪化している現在ではおすすめの
グレードです 😀
・防犯ガラス ラミセーフセキュリティーＰ3
厚さ30mil＋30mil＋ポリカーボネートシート3ミリ
の三重の中間膜！
住宅用最高レベル、店舗高レベル防犯性能タイプ。
宝石店などを狙ったプロの侵入盗によるハンマー、
斧、ドリルなど大がかりな「ガラス打ち破り」を
想定した防犯ガラスです。
ここまで来ると防弾ガラスに近い防犯ガラスです 😯
プロの空き巣、強盗に狙われやすい店舗、邸宅など
にお奨めの防犯ガラスです。
・防犯ガラス＋ペアガラス
断熱効果を高めるため、防犯ガラスと一枚ガラスを
ペアガラス、複層ガラスに構成したガラスです。
三重のガラスになるので防犯効果は向上します。
最新の住宅メーカーではオーナーの要望も高く、
一階部で標準仕様になっています。
既存の単板などの住宅サッシでもアタッチを付けて
防犯＋ペアガラスへの入替が可能です。
・型ガラス、遮熱ガラス、網入りガラスなど
防犯ガラスは透明だけでなく意匠や防火性能など
によって様々な構成が可能です。
防犯ガラスの入替、新設、費用などで
ご相談、ご質問はお気軽にこちらまで
まとめ
【防犯ガラスVS.ガラス破り、窓の防犯対策！】
＊「防犯ガラス」とは：2枚以上のガラスの間に、
ポリカーボネート樹脂などの強靭な樹脂製フィルム
を中間膜として挟み込んだ防犯用のガラス。
空き巣などの住まいへ最大の侵入手口である
「ガラス破り」に時間をかけさせ諦めさせる。
＊「防犯ガラスVS.ガラス破り」防犯ガラスの種類：
ガラス本体の厚さやと強靭な中間膜の種類により
様々な防犯性能グレードがある。
長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も心を込めて女性一人暮らし、ご家族に最適な
防犯対策ノウハウを発信してゆきますのでよろしく
お願いします。
「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男
