すき家強盗事件で解明！強盗の嫌う防犯対策とは？

こんにちは！
防犯アドバイザーの新井富美男です。

三連休はいかがお過ごしでしたか？
全国的に晴天に恵まれ、観光やスポーツなど
アウトドアで楽しまれたこと思います。

私は久しぶりのテニス三昧で心身共にリフレッシュ
年末、年始のハードスケジュールに向けて
英気を養うことが出来ました。

今年もあとわずかですね。
今年一年の振り返りと来年の目標設定など
始めたいと思います。

今回は、２０１１年頃より大問題となっている
すき家の深夜のワンオペを狙った強盗事件を
ケーススタディーとして、ファーストフード、
飲食店の強盗対策についてお伝えします。

飲食店など接客業の経営者、店員、アルバイト、
来店客の生命・財産を強盗などによる犯罪被害から
守る安全対策の一助となれば幸いです。

すき家の強盗事件とは

２０１１年の牛丼店で発生した強盗事件９０件の内
すき家が７８件と９０％を占めました。

その手口は郊外にあるすき家店舗をターゲットに
深夜のアルバイト一人勤務、ワンオペの時間帯を
狙い、店員に包丁などの凶器で脅して、入り口
付近のレジから現金を強盗するパターン  😯

振り込め詐欺など「楽して儲ける」社会的風潮も
あり、ネットですき家の防犯体制の脆弱性を知った
犯罪企図者のすき家を狙った強盗や傷害事件の
連鎖を呼ぶこととなりました。

すき家の強盗事件多発を重く見た警察庁による
すき家の経営母体であるゼンショーへの
強盗を誘発する深夜営業のワンオペ、レジ現金等
防犯体制に対する改善指導も発令。

しかし、ゼンショー広報の店員、来客の心身の安全
より企業利益を優先するかのような発言も
大きな問題となりました。

すき家強盗事件で解明！強盗の嫌う防犯対策とは？

すき家が強盗の格好のターゲットとなった理由は
検挙者からの供述からも深夜の一人勤務、ワンオペ
など防犯対策の軽視であったことは明らかです。

「犯罪者の嫌う4大鉄則」を守り、犯行の発覚や
逮捕のリスクを知覚させ、強盗など犯罪者の
嫌う予防的な防犯対策の設置が不可欠です！

「犯罪者の嫌う4大鉄則」についてはこちら！
 ➡ 【泥棒が「好きな家」「嫌いな家」とは？】

一般的な飲食店の防犯対策プランをモデルとして
効果的な防犯対策を具体的にお伝えします。

１．ワンオペの廃止（特に深夜）

特に前途有為な青少年アルバイト、女性などを
強盗被害の危険性や過酷な労働にさらす深夜の
ワンオペは健全な日本社会の発展にとっても
許されないと思います。

２．券売機の導入

すき家が強盗事件では業務効率優先で多額の現金の
入ったレジを防犯上非常に危険な入り口付近に
置くことは犯罪者、強盗を呼び寄せました。

人員が手薄な飲食店などでは防犯対策優先で券売機
の導入が必要でしょう。

３．防犯カメラの設置

一台は店舗外部の入り口付近で店外の様子を
モニター録画します。
強盗は必ず店内の様子を下見するので、事前の
強盗予知と威嚇があります。

二台目は店内の様子と券売機をモニター録画して
強盗を抑止します。

すき家のようなチェーン店の経営サイドとしては
ネットワークカメラを設置することで、本部から
店舗の繁忙状況や店員の内部規律遵守などを
モニターすることが出来ます。

防犯カメラについて詳しくはこちら！
 ➡ 【防犯カメラの種類、ハイテクカメラで犯罪抑止】

４．非常押ボタンと非常ベルの設置

緊急時に非常ボタンを押すことにより警備会社や
本部への通報、非常ベルを作動させます。

すき家の強盗事件でも店員の非常ベル作動により
強盗が驚いて逃走、未遂に終わったケースが何件か
ありました。

５．パニックルームの設置

店員の更衣室、事務室などを非常時に逃げ込む
簡易パニックルームに改造することは命を守る
防犯対策として非常に効果的です。

パニックルームから携帯電話、非常ベル等で警察や
外部に通報して、助けを待ちます。

改造工事も簡単で、既存の木製ドアを木目調の
フィルムを貼った頑丈なスチールドアに交換する
だけです。

６．防犯金庫の設置

防犯性能の脆弱なレジに多額の現金を置くことは
すき家強盗事件に見るように犯罪者を引き寄せます。
多額の現金は防犯金庫を設置して管理。

すき家強盗事件、今後の社会的な要請

生命の安全に対する社会の目は厳格です。
アルバイト・店員・来店者の生命の安全を軽視した
「楽して儲ける」ビジネスモデルは許されません。

強盗事件、過酷な労働形態への反動もあり、すき家
ゼンショーグループは今期１７億円の赤字の見込み。

すき家、ゼンショーが「世界から飢餓と貧困を
撲滅する」「食の安全」を企業理念とするなら
その前に「客の安全」「店員の安全」を確立
すべきでしょう 💡

今後、すき家、ゼンショーグループが安全面からの
抜本的な企業改革をして企業理念を実現することに
大いに期待します。

以上、【すき家強盗事件で解明！強盗の嫌う
防犯対策とは？】についてお伝えしました。
あなたの安全・安心・快適な生活を守る防犯対策の
一助となれば幸いです。

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まとめ
【すき家強盗事件で解明！強盗の嫌う防犯対策とは？】

＊すき家の強盗事件とは：
２０１１年、牛丼店で発生の強盗事件９０件の内
すき家が７８件と９０％を占めた。
深夜のワンオペや現金レジが強盗を誘発、大きな
社会問題に。
＊すき家強盗事例研究：命を守る防犯対策：
ワンオペの廃止、券売機の導入、防犯カメラや
非常ベルの設置、パニックルーム設置、防犯金庫の
設置など・・・

長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回も心を込めてまして、女性一人暮らし、ご家族
に最適な防犯対策ノウハウを発信してゆきますので
よろしくお願いします。

「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役　新井富美男

対応エリア：
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