徘徊防止は監視カメラにお任せ!
ようこそ「防犯対策研究所」へ!
群馬でただ一人の「総合防犯設備士」
セキュリティエキスパート、新井富美男
です。
先日、東京ビッグサイトの国内最大にして
最先端のセキュリティ技術の展示会である
「セキュリティショー」に参加しました。
防犯システムもハード「防犯設備機器本体」
とソフト「制御アプリケーション」の融合・
進化が凄まじく、AIによるセキュリティも
いよいよ実戦配備段階に突入です 💡
今回は展示会で紹介された最先端システムも
含めて、福祉施設、病院関係のお客様からの
ご相談が非常に多い、認知症患者の徘徊を
未然に防ぐ最新の顔認証技術を活用した監視
カメラシステムをご紹介します。
顔認証システムの記事はこちら
➡ 【顔認証システムで万引き防止と売上アップ!】
最先端の防犯カメラ技術の記事はこちら
➡ 【ハイテク防犯カメラ、高性能録画で防犯対策!】
「認知症800万人時代」徘徊の現状
ご存知の通り日本は史上初の超高齢化社会に
突入し、認知症患者、ご高齢者の徘徊などに
よる行方不明、交通事故等の深刻な事件・
事故が社会的な大問題となっています。
厚生労働省平成27年発表では65歳以上の
認知症患者は約462万人、軽度認知障害者
は約400万人と高齢者の4人に1人が
認知症とその予備群に該当します。
警察庁平成28年発表によると一年間の
認知症患者と疑われる行方不明数が3年連続
で1万人を超え、今後も超高齢化社会の進行
により認知症患者の激増が予想され、徘徊防
止対策は大きな社会的課題となっています。
徘徊は認知症患者、高齢者の生命の危機のみ
ならず、徘徊によって起こされた交通事故や
事件などで患者の家族や介護者である福祉
施設・病院などへの民事的な損害賠償責任
発生のリスクもあります。
福祉施設関連の防犯対策記事はこちら
➡ 【相模原殺傷事件で検証!福祉施設の防犯対策】
今までの徘徊防止対策の課題・問題点
認知症などで徘徊のおそれのある高齢者の
徘徊防止対策は、家庭ではご家族、福祉施
設、病院では看護師さんなどの非常に心身
ともに負担の大きいマンパワーによる絶え
間のない見守りがメインとなっています。
この徘徊防止の見守り・介護負担が原因
での家庭不和、スタッフの離職、高齢者
の身体拘束・虐待など事件も少なくない
と思われます。
また福祉施設・病院の多大な人件費負担増加
など経営面でも大きな課題となっています。
現在では、その見守り・介護の負担を
少しでも減ずべく、下記のような徘徊防止
のためのセキュリティ機器も普及。
■リストバンド・お守り型などセンサー装着
患者が常に携帯することが必要で、意図的に
外されて、徘徊時に機能しないおそれ。
■人感センサーで出入口管理
スタッフを含め全ての人の動きを感知して
発報するために誤報による混乱や無関心を
引き起こし、本当の認知症患者の徘徊を
防止できないおそれ。
■オートロック、暗証番号での出入口管理
スタッフのみが出入可能になるが、毎回の
操作が煩わしく、患者にとっては軟禁状態
となり大きな精神的ストレスとなるおそれ。
以上の様に、機能と限界を理解して使用
すればご家族・スタッフによる見守りの
一助とはなりますが、人間として避けら
れないヒューマンエラーを考えると万全
とは言えず、大きなストレスが残ります。
徘徊防止は監視カメラにお任せ!
日進月歩のIT、AI、IoT技術の進展に
より顔・挙動認証など「人の目」の代替と
なりうるまで監視カメラシステムが進化して
います。
その最先端のテクノロジーを認知症患者の
徘徊の防止・見守りに特化させたのが
ハードのネットワーク監視カメラとソフトの
顔認証プログラムを融合させて「徘徊防止
システム」です。
監視カメラがパソコンの顔認証ソフトに登録
された認知症患者のみを90%以上の精度で
感知して発報、未然に徘徊を防ぎます。
監視カメラ顔認証徘徊防止システム導入の4ステップ
1.「監視カメラ」の設置
徘徊者が施設から外出する際に想定される
動線を考え、ロビーや出入口の天井に内向き
にネットワーク型の監視カメラを設置。
2.「顔認証システム」の導入
事前に徘徊の危険性のある高齢者の顔写真を
顔認証システムがインストールされたパソコ
ン登録し、監視カメラとネットワークで連携
させます。
3.「検知アラート」の設置
ナースステーション、事務室などにブザー付
パトライトを設置し、顔認証システム導入の
パソコンと連携。
4.監視カメラ顔認証徘徊防止システム稼働
監視カメラ設置エリアを顔認証システムに
登録した患者が接近すると、検知アラームが
発報して関係者に通知、徘徊による行方不明
などの事件・事故を未然に防止します。
設定によりスマートフォンへのプッシュ通知
も可能です。
以上により介護責任者であるスタッフ・家族
の見守り・介護の負担を格段に減らし、介護
される側の認知症患者の四六時中、人目での
監視やセンサー、ロックアウトなどのストレ
スも減らし、信頼できる開放的な施設・病院
としての評価も上がります。
結果的に介護スタッフの人件費などの負担を
大きく減らし、入院・訪問を希望する患者・
家族も増加し、費用対効果からも福祉施設・
病院の健全な経営に大きく貢献します。
また万が一、認知症患者が顔認証システムを
すり抜けても、監視カメラの録画映像により
徘徊者の外出方向、衣服など警察による捜索
の有力な手がかりとなります。
警察庁も認知症患者徘徊のおそれのある福祉
施設や病院の玄関・通用口エリアへの内向け
監視カメラ設置を強く薦めています。
■LYKAON「顔認証徘徊防止システム」紹介
■日本防犯システム「顔認証システム」紹介
某病院での徘徊防止監視カメラ導入実例
最後に私の地元・前橋のとある先進的な病院
での徘徊防止の監視カメラ導入実例をご紹介。
■前橋市内某病院の施設概要
一般・療養病床 約110床規模
LYKAON「顔認証徘徊防止システム」を
導入して1年ほど経過
・「パナソニック」ネットワークカメラ4台
玄関・通用口・非常口・エレベーターホール
・検知アラーム 4台
事務室・各フロアーナースステーション
・顔認証徘徊防止システム 1式
事務室のノート型パソコンに録画、制御
■事務長に伺った運用状況
・本人、家族の承諾のもとに患者顔写真登録
正面、横顔、マスク姿など何枚か撮影、登録
・一年前の導入以来、5度ほど徘徊を防止
多忙なスタッフの心身のストレスが減り、
患者家族も安心して預けられると好評
・病院全体での教育・訓練の実施
発報時にはマニュアルに基づき介護担当
以外の事務スタッフも最優先で対応
・検知アラームの色分けサインで徘徊エリア
が特定され、付近のスタッフが即応可能
非常に印象的であった病院事務長のお言葉は
『徘徊防止のための監視カメラシステムは
病院、患者、ご家族にとって「最後の砦」
である』でした。
徘徊防止は一義的には病院スタッフや
家族の温かい見守り・介護が重要だが、
万が一の時には監視カメラが不眠不休の
守護神・ゴールキーパーとして最後の守り
を固めているという安心感です。
以上、【徘徊防止は監視カメラにお任せ!】
についてお伝えしました。あなたやご家族の
安全・安心・快適な生活を守るセキュリティ
の一助となれば幸いです。
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まとめ【徘徊防止は監視カメラにお任せ!】
*「認知症800万人時代」徘徊の現状
年間1万件を超える徘徊は認知症患者の生命の
危機や交通事故など家族・福祉施設・病院へ
の損害賠償責任リスクがある
*今までの徘徊防止対策の課題・問題点
家庭ではご家族、福祉施設、病院では看護師
さんなど気の抜けない見守り・介護による
心身への負担が多大
*徘徊防止は監視カメラにお任せ!
監視カメラがスタッフ・家族など「人の目」
の代替となり認知症患者の徘徊を90%以上
の精度で感知・防止
*某病院の徘徊防止監視カメラ導入実例紹介
長くなりましたので本日はここまでと
します。
最後までお読みいただきありがとう
ございます。
次回も心を込めてまして、あなたとご家族
に最適な防犯対策・セキュリティ・ノウハウ
を発信してゆきますのでよろしく
お願いします。
「防犯対策研究所」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男
アルファセキュリティ対応エリア:
関東・群馬・前橋・高崎・伊勢崎・東京・
埼玉・栃木を中心に、日本全国は総合防犯
士会等のネットワークで対応