日本テレビ「news every.」様取材！「八王子コインランドリー窃盗事件」の防犯対策

ようこそ「防犯対策研究所」へ！
群馬でただ一人の「総合防犯設備士」
セキュリティ・エキスパート、新井富美男です。

皆様、こんにちは 🙂
今年も残すところあとひと月となりました。
年末年始に向け何かと気ぜわしくなろうかと思いますが、「火の用心!」と「防犯意識」もお忘れなく 💡

先日、日本テレビ「news every.」様より「八王子コインランドリー窃盗事件」の防犯対策について電話インタビューをいただきました。
およそ15分程度のインタビューでしたが、割愛してオンエアーされた私の肉声コメント・テロップ・動画では伝えきれないポイントが多々ありました。
そこで今回は、当ブログ「防犯対策研究所」で「八王子コインランドリー窃盗事件」をモデルに効果的な「コインランドリー」や「無人店舗」などの防犯対策についてケーススタディします。

目　 次

日本テレビ「news every.」様取材！「八王子コインランドリー窃盗事件」とは

11月15日の白昼堂々、八王子市内の防犯カメラ稼働中のコインランドリー店が窃盗団に襲われ、両替機から現金20万円ほどが強奪された事件です。
防犯カメラに録画された白昼堂々の強奪手口の一部始終がテレビやYouTubeなどで放映され、日本社会を震撼させました。

今年の八月頃より首都圏を中心に50件以上の同様の手口のコインランドリーの両替機を狙った窃盗事件が発生しています。
なお、19日に千葉県警に別件で逮捕された窃盗団の関与が疑われています。

その手口についてみてみましょう。
1.二人組の窃盗団が無人のコインランドリー入口ドア前にバンで横付けする。
2.一人が見張り役として駐車場に待機、もう一人の実行犯は工具袋を携え、店内の無人を再確認して両替機に接近。
3.両替機の頑丈なアームロックを大型バールで破壊。
4.アームロックが破壊され無防備となった両替機の鍵付き扉を電動工具で破壊。
5.両替機内部の金銭を強奪。
6.見張り役の待機しているバンへ乗り込み逃走。
以上が大まかな手口です。

防犯対策の専門家としてみても、大型バールや電動工具による本当に大胆な犯行手口です。
コインランドリーの利用者や管理者が強奪中の犯人と遭遇して、傷害事件とならなかったのが不幸中の幸いです。

「コインランドリー」「無人店舗」なぜ狙われるのか

まず、狙われる原因を一言でいうと、「楽して金儲け」たくらむ窃盗団・半グレなど反社会的集団の標的が、多額の現金が保管される割に防犯対策・警備体制が手薄な「コインランドリー」「無人店舗」などに転移。

今回の「八王子コインランドリー窃盗事件」を見ても、慣れた手つきで、わずか数分で両替機を破壊し、20万円もの大金を強奪しています。
同じチェーン店の同じタイプの両替機も多数被害にあっています。
窃盗犯から見ると、「ローリスク・ハイリターン」「費用対効果」が非常に高い「おいしい仕事」「楽して金儲け」といえるのです。

次に、ターゲットとなった背景を見てみましょう。
現金を取り扱う機械を破壊しての窃盗犯というと、以前は道路わきの自動販売機が大変な被害を受けました。
某有名ドリンクベンダーの役員の方にインタビューしたところ下記の防犯対策により被害が激減したそうです。
・アームガードなど頑丈なガードロック設置
・自販機内に現金を一万円以上保管させない定期的な現金回収
・日本全国津々浦々のコンビニ普及で自販機の需要減少し設置台数が激減

また、「振り込め詐欺」など特殊詐欺グループに対する警察の取締強化や銀行・市民の防犯意識の向上により「楽して金儲け」のハードルが上がりました。
そのグループが新たなターゲットとしたのが「アポ電強盗」や「コインランドリー窃盗」と思われます。

「コインランドリー」「無人店舗」の防犯対策

「八王子コインランドリー窃盗事件」窃盗団は逮捕された可能性もありますが、お伝えした社会的背景などから反社会的集団などによる模倣犯行が今後全国的に拡散するリスクがあります。

そこで、「コインランドリー」「無人店舗」への効果的で具体的な防犯対策についてお伝えします。

1.両替機・自販機など現金処理機に頑丈なアームロック。（一部で普及済）
バール・電動工具で両替機破壊を狙う窃盗犯への「時間」の対策となります。
5分以上持ちこたえればあきらめる可能性が増加！

2.両替機・自販機など現金処理機の振動センサーと連動する屋外の警報付パトライト・回転灯。（銀行・コンビニでは普及済）
外部に通報された状況となり、「音」「光」「人の目」を嫌う犯罪者への強力な防犯対策となります。
防犯対策としてのコスパはとても良いと思います。

「犯罪者が嫌う4大鉄則」はこちら ➡ 【泥棒が「好きな家」「嫌いな家」とは？】

3.店内外の「挙動監視機能付きネットワークカメラ」で不審な行動を事前に管理者に通知・発報。
AIによる管理者への自動通報なので常時モニターは不要で、発報時に素早く対応すればOKです。
今回のように、リアルタイムで誰もモニターせずに録画しているだけでは組織的・計画的なプロの窃盗団への抑止効果は低い。

4.店舗自動ドアを利用登録者カードで出入管理。
利便性は下がりますが、正当な利用者以外をシャットアウト可能！
下着泥棒・覗きなど他の犯罪も抑止可能で、女性利用者保護などサービス向上になります。

5.電子マネー・プリペイドカード等で機械を利用。
そもそも現金がなければ現金窃盗犯のターゲットとなりません！
「 No Cash, No Theft 」ですね 💡

以上、今回の「八王子コインランドリー窃盗事件」をケーススタディしてみました。
「コインランドリー」「無人店舗」の防犯対策の一助となれば幸いです。

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まとめ
【日本テレビ「news every.」様取材！「八王子コインランドリー窃盗事件」の防犯対策】
＊日本テレビ「news every.」様取材！「八王子コインランドリー窃盗事件」とは：
八王子市内のコインランドリー店が窃盗団に襲われ、両替機から現金20万円が強奪された事件。
＊「コインランドリー」「無人店舗」なぜ狙われるのか：
「楽して金儲け」を狙う反社会的集団の標的が、多額の現金が保管される割に防犯対策・警備体制が手薄な「コインランドリー」「無人店舗」などに転移。
＊「コインランドリー」「無人店舗」の効果的な防犯対策：
具体的には、両替機の振動センサーと連動する屋外の警報付パトライト設置など・・

長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回も心を込めてまして、あなたとご家族に最適な防犯対策・セキュリティノウハウを発信してゆきますのでよろしくお願いします。

「防犯対策研究所」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役　新井富美男

アルファセキュリティ対応エリア：関東・群馬・前橋・高崎・伊勢崎・東京・埼玉・栃木を中心に、日本全国は総合防犯士会のネットワークで対応