「総合防犯設備士」セキュリティエキスパートの使命とは

ようこそ「防犯対策研究所」へ！
群馬でただ一人の「総合防犯設備士」
セキュリティ・エキスパート、新井富美男です。

【2014年の元記事を2019年に一部リライトしました】
今年もあと７日、あなたにとって思い出深い今年一年の有終の美を飾りつつ人生の目標達成に向け最高のお正月をお迎えください。

私もお陰様で念願の「総合防犯設備士」の資格を取得することが出来ました 😀

私の貴重なアウトプット学習の場でもあったブログ「防犯対策研究所」を一年間ご愛顧いただき本当にありがとうございます。

今回は「防犯対策研究所」アルファセキュリティの新井富美男が、治安の悪化する日本社会で防犯対策にお悩みの皆様へ、より効果的なセキュリティサービス提供を目指して取得した「総合防犯設備士」についてお伝えします。

総合防犯設備士の社会的使命をご理解いただき、皆様の安全・安心な社会生活を守るため、上手にお近くの総合防犯設備士のスキルをお役立て下さい。

総合防犯設備士とは

平成4年、警察庁の指導の下、「公益社団法人日本防犯設備協会」の資格認定事業として始まった「防犯設備士」の上位資格です。
防犯設備関係の公的資格としては国内最高グレードのものです。

総合防犯設備士の使命

日本防犯設備協会の指針として「総合防犯設備士」には以下の能力と使命が期待されています。

◆セキュリティの理念の基、市民や組織の「安全で平和な生活と組織活動の継続の確保」のため、「リソース」（人命・財産など）を想定される「リスク（」脅威・犯罪など）から守ることが使命。
そのために、ハード面（防犯設備・防犯建築部品など）＋ソフト面（防犯意識向上など）の総合的な防犯対策を効果的に構築する能力。

◆セキュリティ・総合的な防犯対策に関する専門知識、判断力、応用力によって防犯対策を監理・監査・コンサルティングする能力。

◆総合防犯設備士としての能力と経験により防犯設備士の指導・育成が出来ること。

◆地域の警察関係者や自治会などと協力して犯罪を未然に防ぐ積極的防犯活動の展開。

２０２０年の東京オリンピック開催も控え、国際犯罪組織の潜伏、テロ活動、違法薬物や「食の安全」などのリスクも増加傾向。

「マスター・オブ・セキュリティ」として総合防犯設備士にはより一層の、安全・安心な日本社会への貢献が求められています。

「セキュリティの理念」についてはこちら！
【セキュリティとは:あなたを守る新基準！】

総合防犯設備士の活躍の現状

総合防犯設備士の主たる職域

◆大企業等に勤務の総合防犯設備士
美和ロック、三菱電機、パナソニックなど大手の電機メーカ、防犯設備機器メーカー、機械警備会社に会社員として勤務。
最新の監視カメラシステムなど防犯設備装置の開発や空港・原子力発電所など大規模重要施設等のセキュリティシステムの設計・構築に携わっています。

◆コンサルタント型の総合防犯設備士
小規模な会社組織の経営者、役員等として独立し、地域の市民・企業・自治体等の防犯コンサルや比較的中小規模のセキュリティシステムの設計・構築に携わっています。

◆その他にも警察官、防犯ボランティア団体、防犯設備設置技師など多種多様な分野でも活躍しています。

総合防犯設備士の主たる職務

◆総合的・効果的なセキュリティ・防犯対策の構築
防犯設備士の職務である防犯設備構築など「ハード面」に、セキュリティ理念のもとに危機管理体制・防犯意識向上など「ソフト面」を融合させて総合的な防犯対策構築を目指します。

◆防犯設備士の指導
防犯設備士試験、総合防犯設備士試験の受験講習会での指導。
防犯設備士が構築した防犯設備の評価、診断、監査。

◆セキュリティ・防犯対策のコンサルティング
空港・発電所・複合施設・スタジアムなど大規模施設のセキュリティ・防犯システムの設計・構築。
既存のセキュリティ・防犯システムの定期的な防犯診断・監査。

◆警察庁・自治体等の「安全安心なまちづくり」への参画
「防犯優良マンション標準認定制度」審査・認定など地域のセキュリティ向上のための活動。

◆警察庁、自治体、企業、市民向けのセキュリティ・防犯意識啓蒙活動
「特殊詐欺」「侵入窃盗への防犯対策」など防犯意識向上のための講演会。
本ブログ「防犯対策研究所」や「テレビ・雑誌などの監修・出演」も、防犯意識向上の一助となっていればうれしいです 🙂

◆世界基準のセキュリティシステム構築
グローバル化により、日本でも、「食の安全」のためのHACCP制度、「物流・情報の安全」のためのTAPA認証制度など高度のセキュリティシステムが要求されてきています。
総合防犯設備士には、これらの高度のセキュリティシステム構築も職務となります。

総合防犯設備士の人数・分布

2019年度現在、防犯設備士29,000名に対し、総合防犯設備士は380名程度です。
大企業や大規模施設の多い大都市圏登録の総合防犯設備士が多いため、私の地元である群馬県では実働1名の超レアな存在です 🙂

空間や時間的制約のないサイバー犯罪、振り込め詐欺、凶悪犯罪、テロリズム等に対抗する最適なセキュリティシステムの設計・構築を学んだ総合防犯設備士の地方への拡充が急務となっています。

私も微力ながら総合防犯設備士として最適な防犯対策構築の研鑽に励み、皆様の安全・安心快適な生活を守る一助として活動して行きます。

これからも「防犯対策研究所」アルファセキュリティをご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます m(_ _)m

以上、【総合防犯設備士、セキュリティ・エキスパートの使命とは】についてお伝えしました。

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まとめ
【「総合防犯設備士」セキュリティエキスパートの使命とは】
＊総合防犯設備士とは：
警察庁の指導の下で始まった（公社）日本防犯設備協会の資格認定事業「防犯設備士」の上位資格。
防犯設備関係の公的資格としては国内最高グレードのものです。
＊総合防犯設備士の活躍の現状：
総合防犯設備士の職域としては、大手電機メーカーなどでセキュリティシステム開発、コンサルタントとして独立など。
総合防犯設備士の職務としては、防犯設備士の指導、大規模施設のセキュリティコンサルティングなど。
*総合防犯設備士の人数・分布：
防犯設備士29,000名に対し、総合防犯設備士は380名程度。
群馬県では実働する総合防犯設備士は私一人です。

長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回も心を込めてまして、あなたとご家族に最適な防犯対策・セキュリティノウハウを発信してゆきますのでよろしくお願いします。

「防犯対策研究所」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役　新井富美男

アルファセキュリティ対応エリア：関東・群馬・前橋・高崎・伊勢崎・東京・埼玉・栃木を中心に、日本全国は総合防犯士会のネットワークで対応