子供を守る防犯対策とは。札幌女児誘拐事件に関連して。
ようこそ「防犯対策.com」へ!
防犯アドバイザーの新井富美男です。
今日の前橋は朝からどんよりとした曇り空で、初雪が
降りました。
積雪はなく、交通の混乱もなかったので一安心です。
あなたの街はいかがでしたか?
家庭の「食の安全」を脅かしたアクリフーズ農薬混入事件。
アクリフーズ社が防犯対策として入退出管理、防犯カメラ
工場内設置、身体検査などをはじめるようです。
失墜した信用回復のためには、場当たり的な防犯対策
ではなく生産ラインを一から見直し、出荷製品の
毒性検査なども取り入れるべきでしょう。
今回のテーマは前回ブログ「子供の誘拐など犯罪の現状、
札幌女児誘拐事件に関連して」に続いて、具体的に
「子供を守る防犯対策」のノウハウです。
私の長男の幼少期に、当時では希少種のイクメン(笑)
であった父親としての防犯奮闘の体験も交えながら
お伝えします。
子供を守る防犯対策
☆子供の安全教育、防犯装置など
まずは保護者が子供を守る防犯対策としての子供たち
への安全教育や装備すべき防犯装置について。
【いかのおすし】 東京都の子供安全標語
就学児童は学校の安全教育で習っていると思います。
犯罪にあわないための約束、「いかのおすし」です!
とにかく危険な時は「大声を出す」「逃げる」を徹底的
に教えてあげてくださいね。
いか・・知らない人についていかない
の・・・他人の車にのらない
お・・・おおごえを出す
す・・・すぐ逃げる
し・・・何かあったらすぐしらせる
防犯ブザー、ホイッスルなどの着用
子供がすぐに操作できるように「ランドセル装着型」
「リストバンド型」など実用性の高いものを装備。
いざというときは大人でも、恐怖ですくんで大声で
助けは呼べないことがありますから、家庭などで実際
に練習してましょう。
また通学途上で誤って鳴ってしまうこともあり、
近所迷惑を懸念して携行を止める家庭もあります。
本末転倒になってしまうので、多少の誤動作、騒音
は地域社会で温かく見守りたいですね
GPS機能付き携帯電話などの携帯
保護者が子供が犯罪に巻き込まれないように確実に
アクセス管理をしてあげれば、子供の居場所を確認
出来たり、緊急時に通話出来たりとても有効な
防犯装置です。
学校への持ち込みを禁止している地域もありますが、
私生活では外出の際は子供の携帯を必要とするような
社会になってしまいました。
子供安全の家など避難場所の周知
地域ごとに子供たちの緊急避難場所として交番、民家、
コンビニなどが指定されています。
子供に不審者に接近された時に助けてくれる駆け込み
場所として、現地まで行ってよく教えておきましょう。
子供の外出報告など安全ルール
「誰と、どこで遊ぶか、何時に帰るか」家族に報告
して出かけるなどのしつけが必要です。
近所でも一人では遊ばせず、不審者が現れたら家族、
交番、安全の家などにすぐに知らせることなど
子供の成長にあわせて安全ルールを決めましょう。
☆保護者・地域の安全対策など
卑劣で凶悪化する犯罪者によって非力な子供の安全が
脅かされる現代の日本社会では、保護者とともに
地域住民がコミュニティーとして子供を見守る必要が
あります。
集団登下校・スクールバス・送迎など
前回ブログで伝えた通り、登下校時や放課後の時間帯に
子供を狙った誘拐、強制わいせつなどの犯罪が多発。
狙われる死角のないように見守って下さい。
私も長男が公共バスなどを利用して小学校に登下校
していた時期に、電柱のかげに隠れつつマルタイを
調査する探偵のように抜き打ちで尾行=見守りした
思い出があります 😎
今では笑い話ですが、本当に親の監視のない登下校時
の小学校低学年男子の行動は爆笑ものでした 😀
危険地域への防犯カメラ、街灯の設置
札幌女児誘拐事件でも犯人逮捕の決め手は防犯カメラ。
地域内の公園、空き地など危険場所や夜間照明のない
場所には行政にお願いして防犯カメラ、街灯の設置を
しましょう。
詳細はブログ「防犯カメラの設置はなぜ必要か? 」
をご覧下さい。
子供の留守番に防犯カメラ、ネットワークカメラ
保護者が外出中の留守番の子供も宅配サービスなどを
装った犯罪者に狙われます。
防犯対策として玄関先の防犯カメラで外部からの
不審者の接近を威嚇します。
室内に外出先からスマホで留守番の子供のライブ映像
を見ながら対話も出来るネットワークカメラを設置。
詳細はブログ「見守りカメラで家族の安全を!」を
ご覧ください。
幼い子供の写真、名前をソーシャルにアップしない
子供たちは「知らない人について行っては危険」なこと
はよく躾けられて知っています。
しかし、犯罪者が「君の家族が怪我をして迎えに来た」
「道を教えて」など、巧みに声をかけて、自分の名前で
呼ばれると家族の知り合いと思い込んで信用してしまう
恐れがあります。
アメリカではソーシャル上の児童ポルノの検閲も厳しく、
保護者であっても13歳以下の子供の写真を掲載したら
罪に問われることもあります。
とにかく幼い子供の写真、名前を制限せずに世界に
公開するリスクは多大です。
子供を狙う変質者もソーシャルを見ていることを
忘れないで下さい。
地域コミュニティーの子供安全活動への参加
保護者と地域住民がコミュニティーとして、保護者の
子供を守る安全教育、通学路の安全確認、登下校時の
不審者対策パトロールなどをする活動です。
保護者の方は積極的に参加して地域住民コミュニティー
の一員として活動することをおすすめします。
犯罪者は「地域の目」が大嫌いなのです。
札幌女児誘拐事件でも地域住民の不審者目撃情報が
有力な手がかりとなりました。
犯罪マップ、不審者情報の日常的なチェック
管轄の警察署のHPの犯罪マップをチェックして地域の
犯罪発生状況を把握、危険な場所には行かないように
させましょう。
地域で配信される不審者情報も危険バロメーターです
ので防犯対策に活かして下さい。
危険地域では毎日のように不審者発見情報が配信されて
います。
保護者と子供が一緒になって実際の通学路、遊び場所
などの安全マップをつくり、日常行動を管理するのも
有効です。
◎ 以上、「子供を守る防犯対策」という重大で
難しいテーマでしたが、私の出来る範囲で防犯対策
についてお伝えしました。
一つでもあなたの「子供を守る防犯対策」のお役に
たてば幸いです。
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長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も心を込めて女性一人暮らし、ご家族に最適な
防犯対策ノウハウを発信してゆきますのでよろしく
お願いします。
「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男