窓の防犯対策を簡単にするには?
ようこそ「防犯対策研究所」(旧「防犯対策.com」)へ!
群馬でただ一人の「総合防犯設備士」
セキュリティ・コンサルタント、新井富美男です。
【2018年9月】本記事を一部リライトしました。
それでは今回も、一人暮らしの女性やご家族をはじめ日常の防犯対策にお悩みのあたに最適なあまりお金をかけず簡単にできる防犯対策のノウハウをわかりやすくお伝えします。
今回は空き巣など侵入窃盗の最多侵入経路である悩ましい窓の防犯対策についてです!
なぜ窓の防犯対策が重要なのでしょうか?
まずは下の警視庁の24年度の統計を見てください。
被害にあったお宅の空き巣など侵入窃盗の侵入経路の割合です。
ご覧のようになんと!70%は窓からの侵入なのです。
裏を返せば、窓の防犯対策を確実にすれば空き巣など侵入窃盗被害のリスクを大きく減らすことが出来ますね 💡
特に注目したいのは、空き巣など侵入窃盗の被害にあったお宅の内、なんと!無施錠のお宅が40%ほどあります。
これは防犯ガラス、防犯フィルム、補助錠などの「ガラス破り」への窓の防犯以前の防犯意識の問題ですね 🙁
蒸し暑い夏の窓の開け放ちやちょっとゴミ捨てなど、気の緩みから窓やドアが無施錠になるチャンスを空き巣など侵入窃盗は虎視眈々と狙っているのです 👿
あなたも窓やドアの施錠の習慣、これを簡単にできる防犯対策、窓の防犯のはじめの一歩として下さいね。
次に空き巣侵入経路となる窓の種類を見ると
危険な窓!ワースト3はどこでしょう?
効果的な窓の防犯を考える前に、空き巣など侵入窃盗が大好きな「入りやすい窓」、私たちにとっては「危険な窓」を列挙します。
危険度★★★
1.ベランダなどの掃き出しになっている大きな窓
空き巣にとって、「入りやすくて逃げやすい」大好きな侵入経路です。
特にマンション、アパートなどの上層階は、油断から風通しも良いのでついつい開け放ちになります。
ところが、その心の隙を空き巣は見逃しません。
隣の部屋や上層階からあなたの部屋のベランダにスパーダーマンのように舞い降りるなど超簡単なのです。
特に一人暮らしの女性は口封じのため性的被害にあう恐れもあります。
ベランダの掃出し窓の防犯、油断めさるな!
マンションにお住まいの方はこちらの記事にご注目!
【MR.サンデー「狙われた高層マンション」:空き巣にご用心!】
危険度★★★
2.トイレや浴室の小窓
トイレや浴室の小窓は住まいの裏手が多く、目が届きにくい死角となるためとても危険!
泥棒は少しの隙間でも頭さえ通れば、どこでも侵入可能です。
私の防犯アドバイザーとしての相談事件でも、なんと台所の換気扇をはずして侵入したケースもありました 🙁
浴室は換気の必要から窓にアルミ面格子をつけて
開け放ちのお宅がよくあります。
華奢なアルミ面格子の縦格子を捻じ曲げての侵入など簡単です。
しっかりと裏手の小窓の防犯対策しましょう。
危険度★★★
3.ジャロジー窓
別名「ガラスルーバー窓」。
ハンドル操作で換気しやすいのですが、構造的に外からでもガラス板の取外しや破壊が超簡単!
防犯効果はゼロと考えて下さい!
意外に知らないルーバー窓、ジャロジー窓の危険性と防犯対策についてはこちら!
【ルーバー窓、ジャロジー窓に防犯対策を!】
以上が危険な窓!ワースト3です。
意外に危険度★★
・網入りガラス、ペアガラス
かなり誤解されていますが、網入りガラスは防火のためのガラスで窓の防犯効果は少ないです 💡
ガラスに異物のスチールワイヤーが入っているため、逆に透明ガラスより割れやすいくらいです。
ペアガラスも断熱のためガラスが二重になっているだけです。
窓の防犯効果は期待して、油断するのは危険です。
以上で窓の防犯対策の重要性を理解いただけたでしょうか?
それでは窓の防犯対策はどうしたら良いのでしょうか?
簡単にできる窓の防犯対策は?
なるべく女性でも簡単にできてあまりお金をかけずにできる窓の防犯対策から順番にお話しますね。
1.必ず施錠する!
「当たり前でしょう」と思いますか?
実は空き巣被害の40%は無施錠の窓などから侵入されています。
これは「ヒューマンエラー」という人為的なミスです。
プロの空き巣はその心の隙を見逃しません。
ゴミ出しなど無施錠で外出していませんか?
頭では分かっていてもついつい大事な施錠を忘れてしますことがあります。
いつも窓への防犯意識を持って、必ず施錠を習慣化して下さいね。
まさに、ゼロ円で出来る防犯対策です。
2.窓用補助錠をつける
ホームセンターなどで一組¥500程度で入手可能です。
両面テープで貼るだけなので女性にも簡単。
図のように上下につければ空き巣のガラス破りに対しかなりの時間稼ぎが出来、窓の防犯対策となります。
3.ガラス破壊センサーをつける
これもホームセンターなどで¥1,000程度で入手可能。
両面テープで貼るだけなので女性にも簡単。
空き巣による窓ガラス破壊の際の振動を感知して大音量のブザーを鳴らす窓の防犯対策です。
当然、音嫌いの空き巣は退散するはずです。
4.窓の開口ストッパーをつける
これもホームセンターなどで¥1,000程度で入手可能。
在宅中の換気用に10cm程度の開口が取れる窓用のストッパーです。
取り付けはネジ止めなどで簡単ですが、開口部が広すぎたり、構造が軟弱だと空き巣に簡単に破壊されて侵入されてしまいます。
窓の防犯対策とするには、よく選んでしっかりと取り付けましょう。
5.防犯フィルムを貼る
厚さ100ミクロン以上の厚い防犯用の窓用フィルムです。
空き巣のガラス破りへの窓の防犯対策です。
ガラス全面に貼らないとあまり効果はありません。
素人が貼るのは困難ですのでプロの防犯サービスにご相談ください。
5.防犯用面格子を取り付ける
浴室やトイレなど、どうしても換気が必要なので開けておきたい窓におすすめします。
華奢なアルミ製の普及品では簡単に破壊されてしまいます。
窓の防犯対策としては、アルミ形材の芯材にスチールの補強が入った面格子やステンレス製の面格子を取り付けしてください。
窓の防犯対策となる防犯面格子についてはこちら!
【面格子で窓の防犯対策を!】
6.防犯ガラスを取り付ける
防犯ガラスは2枚の板ガラスの間に特殊フィルムを挟み加熱・圧着したものです。
この特殊フィルムは厚さ0.76ミリ以上あり、フィルムの厚さを増すほどガラスは貫通しにくくなります。
空き巣の大嫌いな音と時間の防御になり、空き巣のガラス破りには最適の窓の防犯対策です。
既存の窓枠でもガラスの入れ替えは可能ですので、プロの防犯サービス相談してみましょう。
窓の防犯として効果的な防犯ガラスについてはこちら!
【防犯ガラスVS.ガラス破り!窓の防犯対策とは】
7.セキュリティシステムを設置する
このセキュリティシステムは窓などから侵入する空き巣をセンサーが感知し、大音量で威嚇します。
さらに外出中でも登録したスマートフォンなどに通報。
警備会社より断然早い警察出動要請が可能です。
価格もお手ごろで一度設置すればランニングコストもかかりません。
また警備会社に大事な鍵を預けたり、プライバシーを干渉されることもありません。
お休み中も、窓などからの侵入者を警報するので、毎晩安心して眠れます。
いつでもご自分で簡単に管理・操作出来ます。
一人暮らしの女性にも最適のセキュリティシステムです。
窓の防犯対策、手軽なセキュリティシステムはこちら!
【ホームセキュリティを自分で簡単管理!ランニングコスト0円?】
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も心を込めてまして、あなたとご家族に最適なセキュリティノウハウを発信してゆきますのでよろしくお願いします。
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