犯罪白書の真実!犯罪の90%は未解決?
ようこそ「防犯対策.com」へ!
防犯アドバイザーの新井富美男です。
ワールドカップの日本代表初戦まであと10日。
先日のコスタリカ戦では香川選手の復調や大久保
選手の機動力などもあり、大分チームとしての
連動性が出てきましたね。
私も高校時代はサッカー部でフォワードだったので
いまだに、中継のシュートチャンスでは熱中の
あまり条件反射で思わず右足が動いてしまいます。
まるでパブロフの犬ですね (´~`ヾ)
まずはグループリーグ突破です。
日本代表のコートジボワール戦の勝利に向けて応援
しましょうね (o^-‘)b☆ガンバ!
それでは一人暮らしの女性やご家族をはじめ日常の
防犯対策にお悩みのあなたに最適なあまりお金を
かけず簡単にできる防犯対策のノウハウをわかり
やすくお伝えします。
犯罪白書とは
法務省により毎年、国民向けに公表される犯罪の
動向、犯罪者の処遇、犯罪被害、刑事政策などに
関する公文書です。
具体的には刑法犯の認知件数、検挙率、被害状況
などが犯罪統計データを基に報告されています。
犯罪白書の真実とは
私の大学の先輩である犯罪科学エキスパート
立正大学・小宮教授著作「犯罪は予測できる」
をもとに、犯罪白書のデータの裏側に潜む恐るべき
真実をお伝えします。
小宮教授は日本人として初めてケンブリッジ大学
大学院犯罪学研究科修了の犯罪科学の泰斗です。
教授の実践される犯罪を予想して被害を避ける
「犯罪機会論」についてはまたの機会に
紹介しますね。
有名な「割れ窓理論」も「犯罪機会論」に基づいた
犯罪機会を減らす理論なのですよ。
詳細は【「割れ窓理論」地域の治安回復の切り札!】
犯罪統計データは刑法犯の認知件数(警察が認知
した事件)に関するものです。
性犯罪被害など被害者が何らかの事情で警察に報告
していない犯罪は暗数として統計には載りません。
被害申告率を見ると「自動車盗難」56%「不法
侵入」47%に対し、「性犯罪被害」18%と非常
に低率なのです。
被害届は氷山の一角で、認知件数から犯罪被害の
実態はつかめないのです。
このため欧米では毎年、犯罪発生の実態を把握する
ために10万人単位の無作為被害調査を実施して
います。
日本では四年に一度、数千人単位の調査がされて
いるのみです。
犯罪白書の真実!犯罪の90%は未解決?
平成25年版の犯罪白書によると一般刑法犯の
認知件数は1,382,490件、検挙件数は437,981件
検挙率は31,7%でした。
つまり被害届などがあった認知件数の7割は未解決
なのです。
これに暗数である非認知件数を法務省の被害調査
アンケートより類推すると、実際の犯罪発生件数は
認知件数の5倍を上回るといわれています。
つまり実態として約600万件の犯罪が行われた
と類推すると検挙率は7%程度、90%以上は
未解決なのです。
犯罪白書の趣旨である現状の犯罪動向を正確に把握
して、刑事政策に反映させ、犯罪被害者と犯罪者を
減少させるためにも、毎年の充実した無作為被害
調査が期待されます。
「私だけは大丈夫!」など根拠なき安心が犯罪者に
犯行の機会、隙を与え、一番危険なのです。
犯罪発生件数の実態を理解して、犯罪者に狙われ
ない日常の防犯意識を大切に生活して下さいね。
以上【犯罪白書の真実!犯罪の90%は未解決?】
についてお伝えしました。
まとめ
【犯罪白書の真実!犯罪の90%は未解決】
*犯罪白書とは:
法務省により毎年、国民向けに公表される犯罪の
動向、犯罪者の処遇、犯罪被害、刑事政策などに
関する公文書。
*犯罪白書の真実!犯罪の90%は未解決?:
犯罪統計データは刑法犯の認知件数が基準で、
性犯罪被害など警察に報告されずらい犯罪は暗数。
暗数である被害調査アンケートより類推すると
実態として約600万件の犯罪が行われ、検挙率は
7%程度、90%以上は未解決。
長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も心を込めて女性一人暮らし、ご家族に最適な
防犯対策ノウハウを発信してゆきますのでよろしく
お願いします。
「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男