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「AKB48握手会事件」暴漢から身を守るには

2014年6月1日 カテゴリー: 強盗・通り魔・凶悪犯罪 , 店舗・商業施設 , 事件・ケーススタディ , その他・場所全般 , 女性の防犯・ストーカー対策

ようこそ「防犯対策.com」へ!
防犯アドバイザーの新井富美男です。

早いもので今日から6月ですね。
日本各地で今年初めての猛暑日となりました。
私も今日のテニスでは体調に気をつけ、給水と
休息をこまめにしましたが、それでも体への
ダメージが大きかったです(汗)

この夏に向けて暑い日が続くと予想されるので、
熱中症などに十分気をつけて仕事、学業にご活躍
下さいね。

それでは一人暮らしの女性やご家族をはじめ日常の
防犯対策にお悩みのあなたに最適なあまりお金を
かけず簡単にできる防犯対策のノウハウをわかり
やすくお伝えします。

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「AKB48握手会事件」とは

「AKB48握手会事件」については、あなたも
テレビニュースや新聞でよくご存知と思います。

5月25日に岩手県滝沢市で行われたAKB握手会
で、梅田容疑者により、メンバー二人と守ろうと
したスタッフが凶器のノコギリで切り付けられて
負傷した事件です。

殺意に満ちた凶行にもかかわら、幸い、AKB48
メンバー二人とスタッフも順調な回復にある様子で
心理的なショックから立ち直り、一日も早い社会
復帰をお祈りします。

AKB48握手会事件の梅田容疑者はターゲットは
「誰でもよかった」と供述していますが、明らかに
何らかの殺意を持って無防備で非力なAKB48の
メンバーを狙ったことは間違いないと思います。

「誰でもよかった」「無差別」などは卑劣な通り魔
など暴漢の犯意を隠すための常套句です。
今後の警察の取り調べにより事実が明らかになって
行くと思います。

非力な女性を襲う卑劣な犯罪者の心理については
投稿【犯罪心理、「危ない不審者」が「犯罪者」
に変貌する時】をご覧下さい。
そちらで詳しく解説しています。

「AKB48握手会事件」暴漢から身を守るには

今回のAKB48握手会事件を教訓に、アイドルや
セレブなどのイベントでの基本的な防犯意識や
具体的な防犯対策についてお伝えします。

一人暮らし女性など犯罪に対して非力な立場の方
にも参考になると思います。

● 基本的な防犯意識

・「犯罪機会論」を実践する。

今までの防犯対策である「犯罪原因論」とは過去の
犯罪者の犯行動機など原因を究明し、犯罪者の改心
や犯罪者の特定をして犯罪防止を試みる理論。

AKB48握手会事件の様に、不特定多数の観客等
が集合する公開された場所では防犯効果が低い。

これに対し「犯罪機会論」は過去の犯罪発生現場を
分析、
起こりうる犯罪を予測して防犯対策をとり
犯罪発生
原因を現場から事前に除去する理論です。

犯罪発生の恐れのある場所に注目し、犯罪者に
犯罪実行の機会、チャンスを与えないので
犯罪を
誘発せず、被害者を出しにくくします。

不特定多数が集合する公開された場所での防犯効果
が高いと言えます。

「犯行機会なくして、犯罪なし!」
この防犯効果は「割れ窓理論」でも証明されている
ので、投稿【「割れ窓理論」地域の治安回復の
切り札!】を参照下さい。

AKB48握手会事件後は、セキュリティ重視の
欧米や他のアイドルの公開イベントの警備の様に
主催者側の責任において、入場前の手荷物検査や
アイドルやファンを守る防御力の高いセキュリティ
ガードの待機などが必須となるでしょう。

今後は模倣犯も予想され、犯罪を目論む者にとって
心理的、物理的にイベント会場が犯罪を犯す機会、
チャンスのない場所とする必要性があるのです。

たった一人の卑劣な犯罪者により、多くの善良な
AKB48などのアイドルファンがセキュリティ
強化により負担を被る事になりますが、ご自身の
安全やアイドルとの直接の交流を持続するために
は避け難い防犯対策と思います。

● 具体的な防犯対策

具体的な防犯対策ついては警視庁から東京の
AKB48の所属事務所に対し下記の様な警備態勢
に関する要請が出ています。

・ステージと客席との距離を広げる。

・凶器など排除の金属探知機を導入する。

金属探知機で感知できない樹脂製の凶器も簡単に
製造可能です。
これについては投稿【3Dプリンターで銃製造!
ハイテク犯罪への悪用】をご覧下さい。

私は、更に、下記の防犯対策も状況に応じて必要
と思います。

・目視による完全手荷物検査。

金属探知機をすり抜けた凶器を見逃しません。

・アイドルとの直接接触場面での防御力の
高いセキュリティ・
ガードの待機。

「犯罪機会論」の実践です。
サイドに屈強なガードマンが待機していれば卑劣な
犯罪者は現行犯逮捕のリスクが大きいので、犯意を
抑止する効果があります。

AKB48握手会事件での襲撃などの非常時にも
即座に凶行を緊急避難として阻止できます。

・監視カメラによる会場全体監視システム。

効果的に挙動不審者を早期に発見・対処できます。
不審な行動を瞬時に察知する監視カメラ用の
コンピュータのソフトも普及しています。

詳しくは【ハイテク防犯カメラ、高性能録画で
防犯対策!】をご覧下さい。

不特定多数が集合、交流するイベント会場では、
アイドル、ファンの生命を守るため、主催者側の
責任でしっかりとした防犯対策が望まれます。

以上【「AKB48握手会事件」に見る防犯対策
とは】についてお伝えしました。

ご質問、ご相談はお気軽に下記まで

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まとめ
【「AKB48握手会事件」暴漢から身を守るには】

*AKB48握手会事件とは:
岩手県滝沢市のAKB握手会で、梅田容疑者により
ノコギリで襲撃されメンバー二人とスタッフが負傷
した事件。
*AKB48握手会事件、暴漢から身を守るには:
・基本的な防犯意識:「犯罪機会論」実践により
犯罪を予測して、犯行の機会、隙を与えない。
・具体的な防犯対策:金属探知機や監視カメラ
システムの導入。

長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。

次回も心を込めて女性一人暮らし、ご家族に最適な
防犯対策ノウハウを発信してゆきますのでよろしく
お願いします。

「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男

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