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「食品の安全」を自分で守る!アクリフーズ問題対策

2014年1月31日 カテゴリー: , 食の安全 , 事件・ケーススタディ , その他・場所全般 , 健康管理・快適生活

ようこそ「防犯対策.com」へ!
防犯アドバイザーの新井富美男です。

日本の「食品の安全神話」に崩壊させ、私たち市民を
驚愕させたた「アクリフーズ農薬混入事件」。
安部容疑者の供述から犯行目的でマラチオンを購入した
事実や食品工場の、安全管理、品質管理のずさんさなど
も判明してきました。

「アクリフーズ農薬混入事件」ではアクリフーズ社の
中毒被害の公表の遅れや毒性レベルの判断の誤りで
被害が大きく拡大しました。

政府の規制や企業のリスクマネジメント、品質管理が
万全ではない現状では「生命=食」を守るために、
まずは自分でコントロールできることから「食品の安全」
を自己防衛するのが最善の対策です。

今後は卑劣な模倣犯の犯行も危惧され、あなたやご家族
の命を守るためには政府や企業の「食の安全の信頼回復」
を待っている猶予はないと思います。
今できることから始めましょう!

そこで今回は一人暮らしの女性、ご家族をはじめ
「食品の安全」対策にお悩みの方にあまりお金をかけず
効果的な「食品の安全」対策についてお伝えします。

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 「食品の安全」問題 

「食品の安全」問題については「アクリフーズ農薬事件」
に限らず、「中国ギョウザ中毒事件」や様々な事件、事故
が頻発しています。

思いつくだけでも「鳥インフルエンザ」「O157」「BSE
狂牛病」「残留農薬」「残留放射線」「ノロウィールス」
など食品調達のグローバル化により規制も被害も年々
複雑になっています。

 「食品の安全」を自分で守る! 

現状では「食品の安全」対策について消費者が個人
としてでできることは限られています。

しかし常識的な「食品の安全」対策でもでも安全意識を
持って日常生活に活かして行けば、あなたやご家族の
健康被害リスクを大きく減らすことは可能です。

以下に食品の安全対策のポイントをまとめました。
全ては無理でも、あなたの出来ることから取り組んで
みましょう。

1.JASの食品表示の確認

生鮮食品については原産地、加工食品については全ての
原材料、添加物の表示が義務つけられています。
ご自分で各情報について安全性の確認をとればかなりの
食品の安全対策になります。

2.有機JASの確認

価格はあがりますが無農薬など厳しい検査基準をパス
した食品です。

3.HACCP(ハサップ),ISO22000の認証

両認証制度とも国連のCodex委員会のガイドラインに
従う、食品に起因する病気を避けるため国際規格。
かなり厳しい食品安全規格なので信頼できます。
食品の安全性判断の基準となります。

4.トレイサビリティの確認

食品の生産・流通経路の確認ができます。
「BSE 狂牛病」問題の経過から、牛肉、米など一部の
食品について表示が義務化されています。

5.食品会社の品質管理体制の確認

あなたも消費者として食品会社の安全管理、品質管理に
関心を持ち信用できるブランドの食品を購入しましょう。
幸い品質管理を優先する食品会社はウェッブサイトで
食品の安全について積極的に情報公開しています。

市民の「食の安全」を守るという理念で経営している
企業は社員教育、福利厚生もしっかりとしています。
間違ってもブラック企業ではないと思います。
優良な食品会社を選別して応援しましょう。

6.地産地消、国産品

生産者の顔の見える地産地消の農産物や一部の外国産
に比べまだまだ信用ができる国産品も安全性が高い。

7.産地直送の食品

インターネットで評価が高く、生産者の顔の見える
産地直送の食品も安全性が高いと思います。
栄養価の高い有機栽培野菜など美味しい食材を
楽しみながらネットショッピングしましょう。

8.製造年月日などの確認

賞味期限は生ものなど、消費期限は日持ちのする食品。
食品の安全対策の基本ですが、よく確認の上で購入
して食中毒を防ぎましょう。

9.遺伝子組み換え食品、バイオ野菜

遺伝子組み換え食品表示はいまだ義務化されていません。
食品の安全としては安全性が確認されていないので敬遠
しましょう。
「君子危うきに近寄らず」です。

10.ポストハーベスト・残留農薬

農産物調達のグローバル化などにより様々な農薬が
残留しています。
食品の安全として、塩水などでの洗浄、漬け置き洗い、
表皮・芯・へたなどを除くことで農薬を大きく減らせます。

11.ダイオキシン

魚介類、肉、牛乳の順で多く含有される発がん性の
環境ホルモンです。
食品の安全対策として、魚介類、肉は下ごしらえで
表皮・内臓・頭部を除き、下茹でなどでダイオキシン
を流出させることです。

12.保健所、企業のお客様窓口に相談

あなたが食品について異常を発見したら企業のお客様
窓口に相談して、まずは被害の拡大を防ぎましょう。
中毒症状など健康被害を起こしてしまったら治療を
最優先に保健所に報告しましょう。

13.適切な保管と調理

食品の保存方法を確認の上で適切な冷凍、冷蔵など
保管をしましょう。
調理もキッチンを清潔に保持し食材に適した下ごしらえ
や過熱をすることで毒素などによる健康被害が大きく
軽減されます。

食品の安全の対策として保管、調理は重要なファクター
です。

14.五感を生かす、食育

一番大事な最終手段はあなたの五感です。

子供の時から添加物や化学調味料の少ない新鮮で良質な
食品に馴染んでいると味覚、臭覚など五感が発達します。
超一流の料理人の味覚などはそういった環境で育つこと
も必要だと言われています。

・味覚について

人間は昔から食品、食材の毒性について、「苦味」は毒
性がある「酸味」は腐敗性がある「旨味」はアミノ酸など
たんぱく質で栄養価が高い、など食品の安全を本能的に
判断して生き延びてきました。

・視覚

魚介類、肉類、野菜など鮮度を見極める目を養って
下さい。
またパッケージの痛み、汚れなどからの食品の安全を
類推できます。

・臭覚

腐敗物や有毒物は本能的にいやなにおいがします。
食品の安全判断にとても有効です。

「魚は切り身で泳いでいる」と思っている子供も
いるそうです 🙁
食育の重要さを痛感します。

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まとめ「食品の安全」を自分で守る!

*「食品の安全」:政府の規制や企業のリスクマネジ
メント、品質管理が万全ではない。「生命=食」
を守るために自分で「食品の安全」を自己防衛。
*「食品の安全」を自分で守る!:JASの食品表示。
有機JAS。トレイサビリティ。食品会社の品質管理体制
確認。地産地消、国産品。産地直送の食品。製造年月日。
遺伝子組み換え食品、バイオ野菜。ポストハーベスト。
ダイオキシン。適切な保管と調理。五感を生かす。

長くなりましたので本日はここまでとします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでもあなたの「食品の安全」対策のお役に立てば
幸いです。

次回も心を込めて女性一人暮らし、ご家族に最適な
防犯対策ノウハウを発信してゆきますのでよろしく
お願いします。

「防犯対策.com」
アルファセキュリティ株式会社
代表取締役 新井富美男

 

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